ナチ占領下のパリ

ナチ占領下のパリ

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  • サイズ B6判/ページ数 240p
  • 商品コード 9784794202642
  • NDC分類 235.068

内容説明

第二次世界大戦中、フランスは4年間にわたってドイツ軍の占領下に置かれた。その間の歴史は、これまでレジスタンスの神話に彩られて紹介されてきたが、実は、占領ドイツ軍と結託することによって財を築いた者や、ゲシュタポに協力した者など、レジスタンスの活動家とほぼ同数の積極的な対独協力者もいたのである。本書に描かれたナチ占領下のフランス国民のさまざまなエピソードは、これまでの偏った歴史を修正する一助となるであろうが、同時に、平和な日常が崩れた状況にあって、人それぞれが、どのような生き方を選ぶかを知りうる点で、興味深い資料といえよう。

目次

1 ドイツ人の都、パリ
2 飢えと寒さに泣いたパリ市民
3 占領下パリの文化人
4 パリのユダヤ人
5 ヒトラーに媚を売った男たち
6 ドイツ軍の軍服を着たフランス兵
7 パリのゲシュタポ
8 無法者の天国、パリ
9 対独抵抗運動と、歓喜のパリ解放

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

印度 洋一郎

2
第二次大戦初頭、ドイツに敗北し、占領されたフランスの状況を、首都パリを中心に色々な角度で紹介する。レジスタンスよりも、むしろドイツ軍に協力したジャン・マレーのような文化人、ピエール・ラヴァルのような政治家、ルイ・ルノーのような経済人等の去就が中心。どちらかというと占領下では協力者の方が多く、そこには社会各層の幅広い人々が参加していたようだ。ヴィシー政権の治安部隊、ファシスト系準軍事団体、義勇軍、そしてSSフランス人部隊等、軍事組織も色々。ゲシュタポの下請けに暗黒街人脈が色々参集という話も興味深かった。2015/12/29

ハヤブサの竜

0
対独戦でさえまとまらないフランスって。パルチザン幻想てまだ日本にあるのかのう2014/05/13

トラベラー

0
ドイツへの抵抗だけではなく、取り入ろうとする人間もいて、色々な意味で人間らしさが表れている。2023/02/24

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