内容説明
本書は、最近の判例の流れに見られる主要な傾向を、2人で対談しながら検討し、解説を加えたものです。初学者のことも考え、基礎的な用語・事項について、40カ所にわたる解説を挿入してあります。それぞれの章末には、関係判例の判旨や要旨一覧などを掲げました。対談形式でいろいろな角度から裁判を検討するように心がけています。
目次
概説 近年の労働判例の傾向とその読み方
1 労働条件の不利益変更
2 時間外労働義務
3 労働時間の概念
4 年次有給休暇をめぐる法律問題
5 出向命令の要件・出向後の法的間係
6 人事権命令の要件
7 期間の定めのある雇用
8 労働者の同意による賃金債権の相殺
9 使用者の団体交渉義務
10 チェック・オフをめぐる法律問題
11 施設管理権と支配介入