内容説明
人間の社会では、「親」とは、父親にせよ母親にせよ、努力して始めて成ることが出来るものなのだ。今日の社会におけるむごい親による子殺しは、もともと“親”たる資格のない人間によって引き起されるものに他ならない。
目次
成人の心(成人の心;花いろいろ;針と糸;論語読み ほか)
親の心 子の心(“親思う心にまさる親心”;“親”とも言えぬ親の増加;実母による子供虐待;父親の影の薄さ ほか)
著者等紹介
松本滋[マツモトシゲル]
1933年東京に生まれる。1955年東京大学文学部宗教学宗教史学科卒業。1962年~1967年アメリカ合衆国ハーバード大学大学院留学(「世界宗教の比較研究」専攻)。1967年同大学院にてPh.D.取得。1967年~1999年天理大学講師。1972年~2001年聖心女子大学教授。現在、天理教谿郷分教会長、聖心女子大学名誉教授
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