内容説明
俳句は日本語の純粋結晶です。僅か17音の短い詩型に日本語の美しさが秘められています。また、春夏秋冬の四季の移り、日本人の生活との関わり合いも詠いこまれています。子どもの頃に俳句と親しむことは、すなわち日本語の美と接することになります。本書は、俳句の専門家たちによって書かれた俳句手引の書です。
目次
1 約束ごと―俳句を作る前に(17文字―俳句の定型;なぜ五七五?;字余り・字足らず;詩との比較;季語について;文語俳句と口語俳句;仮名遣いと漢字;切字)
2 教科書に出てくる俳句
3 みんなの俳句
4 私の体験(二階堂れい;上田和子;池田和夫;菊地凡人;古河内操;相川久子;渡辺未依女;首藤会津子;沢村昭代;石谷秀子;市野沢弘子;津島佑子)
5 実践の場から(小学生の俳句―一行詩から俳句へ;俳句を作ってみよう―ある授業より;国語教育の現場から)
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。
メルセ・ひすい
3
★5 草間時彦⇒俳句は日本語の純粋結晶です。僅か17音の短い詩型に日本語の美しさが秘められている。また、春夏秋冬の四季の移り、日本人の生活との関わり合いも詠み込まれている。それは芭蕉から300年、いや古今、万葉の昔にさかのぼることになる。そして、俳句は古くありません。現代俳句は現代人の生活と感情を余すところなく詠っているのです。子供の頃に俳句と親しむことは、即ち日本語の美と接することになる。一度覚えた5.7.5の音律は、生涯、その人の心に刻まれるのです。この書は、俳句の専門家たちの手で書かれています。2012/11/22
-
- 電子書籍
- 愛のイトナミSP(1)