若者の歌舞伎観

若者の歌舞伎観

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  • サイズ B5判/ページ数 480p/高さ 27cm
  • 商品コード 9784793801624
  • NDC分類 774
  • Cコード C3036

内容説明

本書は、今日の若者が歌舞伎を中心として、わが国の諸種の伝統芸能に対してどのように関わっているのか、その実態を調査し、若者のいわゆる「歌舞伎離れ」現象への対応を模索していきたいと考え、これを世に問うことを目論んで著わすことにしたものである。調査は、およそ十七年の歳月をかけて、折々の「若者の歌舞伎観」をさまざまな方向から捉えてきたが、これを起点として未来にかけて日本の若者の歌舞伎への回帰の道を探り出していこうと考えてみた。しかし、行く手には多大の困難が待ち受けている。「歌舞伎は不滅である」との信念をモットーにして、なお未来に光明を求めて行くほかはない。若者の歌舞伎観に関する一連の調査が、今回、一応の里程に達したところでひとまずこれをまとめてみることにした。

目次

歌舞伎について、若者の最新の調査から
いま歌舞伎とは―現代女子学生の場合
歌舞伎への接近―「いま歌舞伎とは」補遺
歌舞伎を若者へ
歌舞伎との距離―その印象の意味評価を探る
若者の歌舞伎観―「忠臣蔵」の認知度を通して
歌舞伎との遭遇―「勧進帳」余聞
歌舞伎の愉しみ
歌舞伎に親しむ―「歌舞伎を若者へ」細見
歌舞伎との乖離―若者の鑑賞態度から〔ほか〕

著者等紹介

大久保康彦[オオクボヤスヒコ]
1930年東京都千代田区に生まれる。慶応義塾大学大学院社会学研究科(心理学専攻)修士課程修了。慶応義塾大学医学部精神神経科学教室助手、桜ケ丘記念病院医局(心理)勤務。現在、国学院大学栃木短期大学教授、初等教育学科長。日本応用心理学会常任運営委員、歌舞伎学会会員。東京電力総合研修センター講師兼診療所臨床心理担当
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