内容説明
本書では、福祉サービスに携わる関係者を念頭において、介護保険制度の事業運営の実務を行っていく上で必要となる制度を解説しました。平成11年7月と11月に上下巻の分冊で発行されたものをベースに、これまでに公布された関係法令や国から示された情報を基に執筆編集したものです。人員や運営の基準、介護報酬、支給限度額、報酬請求、給付管理等を中心に、サービス事業を実施する上で、理解が欠かせない要介護認定、医療保険制度等の他制度との関係、それから税制の取扱いや介護保険制度外の各種施策も解説・紹介しています。平成12年秋以降、介護保険の運用に関して国から示された新しい事項も「補章」という形で収めました。これらの中には、短期入所サービスの訪問通所サービスへの区分支給限度額の一本化、訪問介護サービス関連の取扱い、ショートステイ床の特別養護老人ホーム床への転換、住宅改修・福祉用具貸与の給付範囲の拡大など、制度の見直しに係るものも含まれています。また、Q&Aの追加など、取扱いの詳細も明確化しました。
目次
介護保険制度の概要
事業者・施設の指定
指定事業者・介護保険施設の運営の基準
サービスの適正の確保等
事業の変更・報告徴収・指定の取消し等
基準該当サービス事業者等
指定事業者・介護報酬情報提供システム(WAM NET)
保険給付
介護報酬(給付費の基準額)
支給限度額
利用者負担
保険給付の請求
事業者・施設に関連する制度の詳細
介護保険制度関連施策
資料編