出版社内容情報
令和5年10月1日より、「適格請求書等保存方式」(いわゆる「インボイス方式」)の適用が始まります。インボイス方式は、現行の区分記載請求書等保存方式とは大幅に内容が異なる制度になります。
適格請求書等保存方式の登録制度、帳簿・請求書等の取扱い、適格請求書等の交付・保存の取扱い、電子インボイスへの対応、免税事業者等からの仕入れなど、対応しなければならない課題が山積しています。また、旅費交通費の精算の取扱いなど、仕入税額控除を適切に行えるように社内規程の整備を行う対応も必要になります。
本書は、適格請求書発行事業者の登録制度、適格請求書等保存方式における帳簿・請求書等、適格請求書等の交付・保存等、仕入税額控除の要件、税額計算の方法、免税事業者の取扱い、実務上の諸課題への対応など、適格請求書等保存方式(インボイス方式)について、基本事項から実務レベルの必要事項や留意点などを一通り網羅しています。
会社実務担当者および税理士・会計士等の専門家に幅広くお薦めします。
目次
第1章 これまでの消費税制度の改正を振り返って
第2章 軽減税率と非課税・免税との比較
第3章 適格請求書等保存方式における登録制度
第4章 適格請求書等保存方式における帳簿・請求書等
第5章 適格請求書等の交付・保存等
第6章 適格請求書等保存方式における仕入税額控除の要件
第7章 適格請求書等保存方式における税額の計算
第8章 免疫事業者等からの仕入れの取扱い
第9章 実務上の諸課題への対応
著者等紹介
太田達也[オオタタツヤ]
公認会計士・税理士。昭和34年、東京都生まれ。昭和56年、慶應義塾大学経済学部卒業。第一勧業銀行(現みずほ銀行)勤務を経て、昭和63年、公認会計士第2次試験合格後、太田昭和監査法人(現EY新日本有限責任監査法人)入所。平成4年、公認会計士登録。主に上場企業の監査業務を経験した後、現在同監査法人ナレッジ本部にて、会計・税務・法律など幅広い分野の助言・指導を行っている。豊富な実務経験・知識・情報力を活かし、各種セミナー講師として活躍中で、実務に必須の事項を網羅した実践的な講義には定評がある(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。