内容説明
2012年(平成24年)5月に新しい日本の退職給付会計基準が公表され、2011年(平成23年)6月に改訂IAS第19号「従業員給付」が公表されるなど退職給付会計は大きく変わろうとしており、実務に多大な影響を与えることは必至です。本書は、退職給付に関する最新の制度、年金数理、会計・税務について、基礎から実践的な応用まで幅広く網羅的に理解できるよう、わかりやすく解説しています。本版では、新しい日本の退職給付会計基準や新しい国際会計基準について図表や数値例を用いて詳細に解説していると共に、最新の状況を踏まえ、所要の改訂を行っております。
目次
第1部 基礎知識編(退職給付会計の概要;退職給付債務の算定;年金制度における退職給付債務の算定 ほか)
第2部 制度見直し編(退職給付会計が経営に及ぼす影響;退職給付制度間の移行等に係る会計処理の全体像;確定拠出年金制度への移行 ほか)
第3部 退職給付会計基準(日本・IFRS)の改正と今後の動向編(日本の改訂退職給付会計基準(2012年5月17日)公表に至る経緯と『論点整理(2009年1月22日公表)』
日本の改訂退職給付会計基準(平成24年5月17日公表の新基準)の解説
IAS第19号(従業員給付)の改訂に係る予備的見解(DP)の解説 ほか)
著者等紹介
井上雅彦[イノウエマサヒコ]
公認会計士。(社)日本証券アナリスト協会検定会員。1962年生まれ。1986年一橋大学商学部卒業。生命保険会社勤務を経て、1988年中央新光監査法人(現みすず監査法人)入所。1999年より中央青山監査法人パートナー。現在、有限責任監査法人トーマツパートナー。これまでに、日本公認会計士協会公的年金専門部会専門委員、同協会業種別監査委員会委員、同協会厚生年金基金理事、同協会厚生年金基金特別プロジェクト専門委員及び運営委員会委員等を歴任(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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- 和書
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