内容説明
法人税申告書は、まさに情報の宝庫です。単なる税額計算書としてだけ利用するにはもったいないほどの、数多くの情報が詰まっているのです。本書は、法人税申告書の数字を活用して、決算書には表れない裏の数字を読み解き、会社の状態や決算処理の内容を把握する方法についてわかりやすく解説しています。法人税法の解説は、必要最小限かつ重要な事柄に絞りこみ、わかりやすさを最優先にしました。法人税申告書のサンプルを多用し、理解のスピードアップを図りました。法人税申告書の事例を用いることで、具体的かつ実践的なものとしました。改訂にあたり、会社法施行後大幅に変わった決算書や法人税申告書の内容を織り込み、全面的な見直しを行いました。また、会社法適用初年度においては経過的な記載が必要となるため、補足の章を設け、解説しています。
目次
第1章 法人税の基礎を理解しよう
第2章 法人税申告書の主要な別表をマスターしよう
第3章 その他の別表から必要な情報を読み取ろう
第4章 法人税申告書から決算書の数字の裏を読もう
補足 会社法適用初年度における法人税申告書の留意点
巻末資料
著者等紹介
渡邉敬夫[ワタナベノリオ]
公認会計士、税理士、公認情報システム監査人。平成7年公認会計士登録。昭和61年一橋大学商学部経営学科卒業。同年日本アイ・ビー・エム株式会社入社。その後、太田昭和監査法人(現 新日本監査法人)、公認会計士辻会計事務所(現 辻・本郷税理士法人)を経て、現在、公認会計士渡邉会計事務所所長。顧問先の会計・税務指導やコンサルティング業務を行う傍ら、各種セミナー、法人会主催研修会、大手都市銀行をはじめ数多くの企業内研修において講師としても活躍中。通信教育講座「会社の1年」(税務研究会)、「財務管理の実務」、「中小企業の決算書がわかる講座」(みずほ総合研究所)担当講師(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
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