内容説明
申告納税制度においては、納税者自らが税額を計算し、申告・納税を行うこととなっている。しかし、わが国の税法はきわめて複雑・難解であり、とりわけ資産税（譲渡所得、山林所得、相続税及び贈与税など）関係の税制は一般的になじみが薄く、さまざまな特例制度が数多く設けられている。また、関係法令等も多岐にわたり、更に毎年のように改正され、その仕組みも複雑になっている。従ってこれらの税制を体系的に整理した上、理解するにはかなりの苦労が伴うものと思われる。そこで、本書は、税務の専門家のみならず一般の方々にも正確に、広く理解してもらうために、また、確定申告に活用して頂けるように、譲渡所得のほか、山林所得・贈与税に関する全容を体系的に取りまとめたものである。
目次
譲渡所得（譲渡所得の範囲；譲渡所得の区分；譲渡所得の計算 ほか）
山林所得（山林所得の範囲；山林所得の計算；山林所得に係る森林計画特別控除 ほか）
贈与税（贈与税の申告をしなければならない人；財産取得の時期；贈与税がかかる財産 ほか）
著者等紹介
前川晶［マエカワアキラ］
昭和２４年三重県生まれ。中央大学法学部卒業。東京国税局（国税専門官７期）、名古屋国税局訟務官室実査官、資産税課審理係長、松阪税務署個人課税統括官、名古屋国税局資産税課主査（審理担当）、熱田税務署資産課税第一統括官。現在、前川晶税理士事務所を開設。資産管理、事業承継等の資産税関係の業務等に従事。税理士、行政書士、松阪市固定資産評価審査委員会委員、松阪市特別土地保有税審議会委員、税務研究会（中部資産税研究会）特別講師
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