内容説明
国際標準との調和を目指した新会計基準の中でも、退職給付会計はとりわけ企業経営に大きな影響を及ぼすものである。本書は、各分野の第一線の執筆陣により、年金問題の抜本的改革点、新基準の概要・実務への適用、さらに国際会計基準や米国財務会計基準書との国際的比較など、年金問題が企業経営に及ぼす影響を多面的に解説している。実務家の方々はもちろん、経営に携わる方々にもお勧めしたい一冊。
目次
序章 企業経営と年金問題
第１章 企業年金の仕組み
第２章 退職給付会計基準の概要
第３章 退職給付会計に関する実務指針
第４章 新会計基準の実務への適用
第５章 退職金・企業年金に係る税務
第６章 米国における年金会計
第７章 ＳＥＣ基準適用会社の開示状況
第８章 国際会計基準における退職給付会計
著者等紹介
伊藤進一郎［イトウシンイチロウ］
１９３７年香川県に生まれる。’６０年一橋大学商学部卒業、住友電気工業入社。’８８年取締役支配人、’９１年常務取締役、’９６年代表取締役専務、’９９年代表取締役副社長。主な公職、大蔵省企業会計審議会委員、大蔵省公認会計士審査会監査制度小委員会委員、通商産業省企業財務委員会委員長、経済企画庁経済審議会特別委員、日本公認会計士協会品質管理審議会委員、経済団体連合会経済法規委員会国際会計部会会長、日・ＥＵビジネス・ダイアログ・ラウンドテーブル（会計制度・税制ワーキングパーティリーダー）委員。編著に「研究開発費・ソフトウェアの会計と税務」（’９９年）がある
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