内容説明
所得を得た外国人に対しては、我が国の税法に基づき所得税が課されることになるが、外国人の税務は、居住者や非居住者といった居住形態によって課税対象の範囲や課税方法が異なり、また、租税条約等によっても税の軽減や免除が行われる場合があるなど、非常に複雑なものとなっている。本書の作成に当たっては質疑応答形式を取り入れ、外国人に対する所得税の基本的な事項を正しく理解し、また、実務の参考になるよう解説した。消費税についても、新たな章を設けて解説している。
目次
課税される所得税の範囲
居住者・非居住者の判定
非居住者の課税方法
租税条約
公的機関等に勤務する者の課税関係
配当所得
不動産所得
給与所得
事業所得
譲渡所得〔ほか〕