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内容説明
もう都会にしがみついている必要はない。仕事を持ちながら2つの生活拠点を実践する人たちが、日常生活、収支を細かくレポート。
目次
森永卓郎―元祖2拠点生活20年、「トカイナカ」を提唱して本格農業を始めてしまった。
藤井誠二―青い海と青い空に惹かれて沖縄に通い始め、徐々に文化と歴史の深淵にハマり、多くの沖縄本を書く。
佐々木俊尚―2拠点から3拠点生活に拡大。「意外とおカネはかからない」という生活はどんなものなのか。
斎藤健一郎―福島原発の取材から「5アンペアで暮らす」宣言。現在は北アルプスに「ゼロアンペア」基地作りに挑戦中。
石山アンジュ―「所有からシェアに」価値観を変えることを提唱。新しい家族の形「拡張家族」を広げるなど多拠点生活を実践。
高橋公―元祖「移住コーディネーター」。長年、地方と移住者のつなぎ役を務めてきた経験をもとに、最近の田舎暮らし事情を聞いた。
手塚美恵―夫婦で移住を考えて場所探し。「ふるさと回帰支援センター」で見つけた2拠点生活の楽しみ方。
三廻部麻衣―東日本震災をきっかけにユニクロ店長から福島へ拠点を移した。さらに全国各地の復興支援を目指す「移住から意住」とは。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
TAKA0726
9
別荘暮らしでも移住生活でもない生き方、2つの生活拠点を持つ暮らし、生産とはモノを作り出す事だけでなく仲間を作ったり精神を充実させるし最大のリスクヘッジ。畑をやっている人の面白さは、思い通りにならないことや全部自分で決められること。シェアハウス、画廊、博物館等「住み開き」は固定資産税を考慮し自宅の敷地に造るべき。地域への頻繁訪問⇛地域起業・ボランティア⇛準定住⇛地域の活性化する「関係人口」、所有からシェアに価値観を変え新しい家族の形「拡張家族」広げるのも新たなライフスタイル。移住ではなく意識的、意欲的な意住2022/12/25
ゆ
7
職業や地域が異なる8人8様の前向きな2拠点生活の様子を紹介。埼玉で農業をしながら生きがいを見出した森永さんや、5アンペア生活の実践から、山梨でエコハウス作りを始めた斉藤さんなど多様な暮らしの経緯や魅力が描かれている。本土に対する思いのある沖縄や福井の海沿いの町など、地域固有の人との距離感や関係構築については、注意が必要に感じた。まずは短い滞在から拠点を増やしていきたい。2024/02/20
Koki Miyachi
2
今流行りの2拠点生活をイメージしていると裏切られる。8人の2拠点生活の事例が紹介されているが、それぞれ理由があり、ライフタイルや仕事が密接に絡み合った結果として2拠点生活を選択しているので、簡単に真似したり参考にしたりできるものではない。そうは言っても、こういう視点を持ちながら生きることが大切だと思わせてくれる説得力がある事例ばかりで興味深い。2024/04/13
やっこぽん
1
☆☆☆☆2023/07/20
hoven
0
思いの外良かった。特に森永卓郎、佐々木俊尚、藤井誠二各氏の話は単独本でも読みたいと思えるぐらい。きっかけが東日本大震災以後という人が多かった。ただ、誰も具体的にどれくらいお金がかかってるのか書いてくれてない。家賃、インフラ代、光回線のネット料金はどうしてるのか。引いてないのか、モバイルWi-Fiなのかとか。余計に掛かる費用はとか。2023/04/01