内容説明
東大日大闘争被告をはじめ安彦良和氏ら文化人も。獄中から重信房子氏ら、北朝鮮から「よど号」当事者も。日大・東大闘争から半世紀、全共闘世代も「後期高齢者」の仲間入り。ふたたび「日本の社会制度」を揺るがしつつある。高齢社会の厳しい現実を彼らはどう受け止め、どんな覚悟で「社会的けじめ」をつけようとしているのか?どんな「社会的遺言」を遺し伝えたいのか?リアルな肉声と共に、年収をはじめとする生活実態に関する集計結果をもって、団塊世代の尖端を担ってきた全共闘体験者の「現在と未来と課題」を浮き彫りにする「歴史的レポート」。
目次
第1部 アンケート回答(青山学院大学;宇都宮大学;大阪大学;大阪歯科大学;大阪市立大学;岡山大学;小樽商科大学;お茶の水女子大学;香川大学;学習院大学 ほか)
第2部 アンケート集計・解析
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
Mc6ρ助
8
借りておいて言うのは何だが短時間で読みにくいこの本は図書館で借りるに相応しくない本だった。全共闘世代とゆとり世代に挟まれた名もなき世代は、一足先に旧い制度をなぎ倒し日本を作り替えていく団塊世代をある種憧憬と諦めの心境で眺めてきた。今の日本を今の日本にした「主犯」になぞらえて「従犯」のつもりで見てきた。ところが、このようなアンケートに答える時点でスクリーニングがかかっているのかも知れないが、答えた人たちの考え方は驚くほど我々に近しい。投票以外の政治行動をしなかったものの後悔は思ったよりも深いのかもしれない。2020/07/12