内容説明
本書は、1930年以降の日本について、日本の官僚がどこまで企業との関係で力をふるうことができたか、という問題に答えたものである。通産省の起源をなす商工省から、戦前―戦後までの長いレンジで新しい史料を付け加えて、歴史の真実に迫った。
目次
序章 経営近代化の国際比較
第1章 アメリカの日本近代論―ノーマンからライシャワーへ
第2章 アメリカの日本近代化論―文化・経済・企業
第3章 日本近代化と合理性―ジョンソンとドーアへ
第4章 商工省の成立とその意義
第5章 軍需省と戦時体制
第6章 通産省と高度成長
終章 「殖産興業政策」の帰結