内容説明
資本主義的蓄積体制において国家の果たす役割を緻密に分析し政治的なるものと国家の扱い方を再検討する。
目次
第1章 国家、即自的かつ対自的な社会関係(国家:正統的なる物理的暴力への独占的関係;国家、市場経済、そして資本主義)
第2章 社会的なるものの位相学(経済、経済的なるもの、政治、政治的なるもの;象徴的なるもの、貨幣と法 ほか)
第3章 国家の有機的循環(国家の機能的循環;課税・財政体制)
第4章 レギュラシオン様式の理念型(社会的レギュラシオンの二大構図;レギュラシオンの時空間への書き込み)
著者等紹介
テレ,ブルーノ[テレ,ブルーノ][Th´eret,Bruno]
1947年生まれ。90年パリ第1大学経済学国家博士取得。現在CNRS(国家科学研究所)社会経済情報院主任研究員。パリ大学ドーフィーヌ校主任教授
神田修悦[カンダシュウエツ]
1961年生まれ。94年大阪大学大学院文学研究科フランス文学専攻博士課程後期課程単位取得退学。96年仏・カーン大学DEA修了。現在、大阪産業大学教養部非常勤講師
中原隆幸[ナカハラタカユキ]
1963年生まれ。94年名古屋市立大学大学院経済学研究科博士課程後期課程単位取得退学。現在、四天王寺国際仏教大学専任講師
宇仁宏幸[ウニヒロユキ]
1954年生まれ。95年大阪市立大学大学院経済学研究科博士課程後期課程修了。現在、京都大学大学院経済学研究科教授
須田文明[スダフミアキ]
1960年生まれ。93年京都大学大学院農学研究科博士課程後期課程中退。97‐99年仏政府給費留学(国立農業研究所、INRA研修生)。現在、農林水産省勤務
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。