内容説明
甦るガタリ+ネグリの思想。六八年革命を引きつぐ名著。
目次
1 われわれは…を共産主義と呼ぶ
2 革命は六八年に始まった(社会化された生産;政治的なものを超えて;新たな主観性)
3 七〇年代の反動―“ノー・フューチャー”(統合された世界資本主義(CMI)
南北問題:圧制と飢餓
権力をとった右派)
4 革命は続く(運動の再構成;テロリズムによる途中切断;新たな革命的政治)
5 新たな結合(分子的な集合方法;闘争機械;新たな結合の緒線)
6 別の仕方で思考し、別の仕方で生きること(提案)
講演(ガタリ)と手紙(ネグリ)(ヨーロッパにおける自由―モントリオールでの講演;考古学的手紙(一九八四年十月)―親愛なるフェリックスへ)
著者等紹介
ガタリ,フェリックス[ガタリ,フェリックス][Guattari,F´elix]
1930年生まれのフランスの精神分析家・哲学者・政治運動家。50~60年代フランス“新左翼”の活動家として知られる一方、ラボルド精神病院を舞台に盟友ジャン・ウリとともに新たな精神療法の発展に取り組む。他方、1972年に哲学者ジル・ドゥルーズとともに著わした『アンチ・オイディプス』がベストセラーとなり、一躍有名になる。その後も、ドゥルーズとの共著を刊行する。それと平行して、70年代から80年代にかけて、現代社会の諸問題にラディカルに切り込む魅力的な著書を著わし、独創的なエコロジストとしてのさらなる活動が期待されていたが、1992年8月末、突然他界する。同年の初めに出版された『カオスモーズ』(翻訳は河出書房新社刊)が、最後の著書となった
ネグリ,アントニオ[ネグリ,アントニオ][Negri,Antonio]
トニ・ネグリとも。1933年生まれのイタリアの哲学者・政治活動家。父親はイタリア共産党の創立者のひとりで、ファシストに惨殺される。青年時代からラディカルな労働運動に参加し、1960~70年代の革命運動の高揚期には、アウトノミア運動の理論的指導者として名をはせる。同時に、パドヴァ大学政治学研究所の教授をつとめていたが、78年に「赤い旅団」によるモロ首相誘拐暗殺事件が発生し、ネグリはこの事件に関与した最高幹部として(でっちあげ)逮捕される。83年、獄中から国会議員に立候補し当選。議員特権により釈放されるが、二ヵ月後、国会の議決により議員特権を剥奪されることを察知し、スクーターと舟を使って、コルシカ経由でパリに亡命する。パリで十四年間の亡命生活を送ったのち、97年7月、自発的にイタリアに帰還し、空港で再逮捕され、そのまま獄中に送られるが、紆余曲折を経たのち、2003年10月に自由の身となる。その間、2000年にアメリカの若き哲学者マイケル・ハーとの共著『帝国』が世界的ベストセラーとなり、その続編『マルチチュード』も刊行されている(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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磊落のい
ばるたんせいじん
zk
pyidesu