内容説明
若き廣松渉が渾身の力をこめて書き上げた修士論文、それは優れたカント研究であると同時に廣松共同主観性論の誕生を告げるものであった―。幻の論文の初の活字化。論文の内容を平易に解き明かし現代のカント理解、廣松理解のあり方を問い直す解説を付す。
目次
第1部 凡例(カントの「先験的演繹論」;論文梗概)
第2部(カント、歴史的生の哲学者―廣松修士論文を読む;二十世紀哲学史のなかの廣松渉―「事的世界観」とは何であったか;共同主観性論の二つの貌―廣松青年期のカント論から考える)
著者等紹介
廣松渉[ヒロマツワタル]
1933‐1994年。東京大学名誉教授
牧野英二[マキノエイジ]
1948年生。法政大学文学部教授
野家啓一[ノエケイイチ]
1949年生。東北大学大学院文学研究科教授
松井賢太郎[マツイケンタロウ]
1969年生。東京理科大学第一工学部非常勤講師(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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