内容説明
ブッシュ政権を背後で操る政策集団、アメリカの「新保守主義派」（ネオ・コンサバティブ）。“保守”を名乗りながら、“改革”の旗を振る彼らはいったい何者なのか、そしてその世界戦略は？東京新聞特報部気鋭の記者であり、イスラム問題のエキスパートである著者がイスラエル・パレスチナ問題を梃子にアメリカ政治の現状を逆照射する。ネオコン解説書の決定版。
目次
第１章 隠されたシナリオ
第２章 ネオコンの誕生
第３章 軍産政複合体
第４章 不可解な「九・一一」
第５章 卓越したメディア戦略
第６章 イラク原油の行方
第７章 保守中道派の反撃
第８章 新生イラクの混沌
第９章 パレスチナの蹉跌
第１０章 「文明の衝突」の危機
著者等紹介
田原牧［タハラマキ］
１９６２年生まれ。’８７年中日新聞社入社。’９１年、湾岸戦争取材。’９４年、ルワンダ内戦取材。’９５年から一年間、カイロ・アメリカン大学アラビア語専科に留学し、’９７年から’００年まで中日（東京）新聞カイロ特派員。現在、東京新聞（中日新聞東京本社）特別報道部勤務。同志社大学一神教学際研究センターの客員フェロー（イスラーム地域研究）
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