目次
第１章 大和川のあけぼの（大和川の誕生；古墳の出現まで ほか）
第２章 古代の大和川（大和川水運と裴世清；難波より京に至る大道を置く ほか）
第３章 大和川付け替え前史（天井川となる大和川；大和川付け替え運動と幕府の検分 ほか）
第４章 大和川の付け替え工事（付け替え前の測量；付け替え工事の設計 ほか）
第５章 大和川をめぐって（大和川付け替えと中甚兵衛；国役普請と自普請 ほか）
著者等紹介
安村俊史［ヤスムラシュンジ］
１９６０年大阪市生まれ。１９８２年大阪市立大学文学部史学地理学科卒業。現在、柏原市立歴史資料館館長（本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです）
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
アメヲトコ
6
古代から現代までの大和川の変遷を解説した一冊。中心になるのは宝永元年（1704）の付け替えですが、下からの運動による実現という通説に対して異なる見方が提示されていて興味深いところです。著者は当時柏原市立歴史資料館館長で、もとは市民に向けたものであったことから、土地勘がある人を前提とした記述になっていて、余所者としては流域全体の地図が欲しい気がしました。2020/09/10
