内容説明
人はなぜ苦悩し、祈りに憧れるのか。本源的な問いかけを人類学、考古学の視点から解き明かす。
目次
1 祈りの風景(仏教が大陸から伝えられる以前;仏教伝来 ほか)
2 仏への熱い眼差し―道成寺本堂千手観音に託した救済(道成寺本堂の保存修理;本堂の中近世瓦 ほか)
3 仏の救い―紀伊国分寺本堂薬師如来に捧げた祈り(国分寺の成立;紀伊国分寺の造立 ほか)
4 祖師への憧憬―金剛峯寺真然堂基壇下発見の緑釉四足壼に秘められた高野山の歴史(真然堂;基壇の発掘調査 ほか)
著者等紹介
菅原正明[スガハラマサアキ]
1942年山形県鶴岡市生まれ。1966年明治大学文学部卒業。1968年明治大学大学院修士課程文学研究(考古学)修了。奈良国立文化財研究所主任研究官・財団法人和歌山県文化財センター次長等を経て、和歌山県立博物館副館長
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