内容説明
このシリーズは、東アジアの台頭とそれに伴う新たな「近代化論」の潮流を踏まえて、それとの比較・検討を視野に置くことによって、改めて日本の経済発展と近代化の過程を再評価し直そうとするものである。本書は、このシリーズの第一回として、国士館大学経済研究所員による日本の経済発展・近代化に関わる個別諸研究を収録したものである。
目次
1部 理論・方法(スピノザ理論にみる近代的要因の確認―認識様式を中心として;ハイエクと自生的秩序;日本の経済近代化の基礎としての近世初期―織豊政権から鎖国までの期間を中心とした日本とヨーロッパの近世;東アジアの工業化を規定する現代世界経済;地方分権の推進と財源調整)
2部 実証(日本の経済発展と外国資本―幕末から明治初期;明治時代における簿記会計の史的発展)
3部 事例的研究(横井小楠の学と実践;日本近代化の萌芽に関する一考察―阿部正弘の政策を中心として)
-
- 電子書籍
- 半蔵の門18 マンガの金字塔