内容説明
本書は、フィリピンの民主化と市民社会との関係を主題としている。より正確には、フィリピンの民主化過程にその市民社会が、いかなる方法で、どのような影響を及ぼしたかという分析視角からフィリピンの民主化を考察したものである。
目次
第1章 民主化理論の変遷と市民社会アプローチ
第2章 分析概念の検討
第3章 フィリピン市民社会の歴史的変遷
第4章 マルコス体制崩壊過程と市民社会
第5章 ポスト・マルコスの民主主義の制度
第6章 ポスト・マルコスの民主主義の実態
第7章 ポスト・マルコスの市民社会
第8章 公明選挙と市民社会
第9章 農地改革と市民社会
終章 市民社会とピープル・パワー
著者等紹介
五十嵐誠一[イガラシセイイチ]
1972年千葉県生まれ。1994年慶応義塾大学文学部文学科卒業。1999年早稲田大学大学院社会科学研究科修士課程修了。現在、早稲田大学大学院社会科学研究科博士後期課程在籍。2002年4月より早稲田大学社会科学部助手
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