内容説明
地球環境問題が重要であることには異論を差し挾むものはいない。処が、地球環境をどうすれば保全できるかという問いに対しては、様々な答えがあり、一様でなく定説はない。本書はその問いに敢えて挑戦した。本書では法規制、経営、経済の3つの政策手段と技術的手段のベストミックスで「地球環境をリエンジにアリングする」という問題提起をした。筆者の地球環境問題の発想の原点に若干触れる。一つの発想は、日常のビジネスのなかからである。二つには、経済と技術の両面から環境を捉えたいという試みである。
目次
第1部 総論 地球環境をリエンジニアリングする(地球環境保全の課題;地球環境をリエンジニアリングするための要件)
第2部 各論 地球環境保全のための政策手段と技術的手段―日本における政策手段(法規制、経営及び経済)及び技術的手段の開発と展望(法規制遵守と技術による硫黄酸化物対策成功事例;環境管理国際標準化ISO14000の経営システム的生かし方;環境基本計画推進への経済的手段の活用促進;環境保全のための技術的手段―環境保全技術の役割;地球環境保全展開の事例)
第3部 結論 地球環境保全のための政策手段と技術的手段の統合―地球環境のリエンジニアリングに向けて(結論 地球環境保全のための政策手段と技術的手段の統合―地球環境のリエンジニアリングに向けて)