教育にできないこと、できること―基礎・実践・探究 (第4版)

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  • サイズ A5判/ページ数 374p/高さ 22cm
  • 商品コード 9784792361143
  • NDC分類 371
  • Cコード C3037

内容説明

Non scholae sed vitae discimus.私たちは学校のためではなく、人生のために学ぶ。セネカの言葉です。大学での学習は、生涯に渡って続けられる学習のはじまりにすぎません。教育は万能ではなく、教師は児童・生徒・学生たちに対してあくまでも補助的な役割しか果たせません。極端にいえば、教師は他者を教育することはできません。教育にできることとは、学びの手助けをすることだけです。学ぶのは、あくまでも学習する者自身なのです。学習者自身が自ら発見し学ばなければ、本当の意味で学習したことにはなりません。学校で「教わること」とは「助けをかりた発見」です。学習者自身が頭を使って考える、思考することが大切です。

目次

第1部 教育の基礎(教育;学校と教師;現代における教師の役割 ほか)
第2部 教育の実践(道徳教育;道徳を指導する教師に必要な教育哲学;道徳の授業実践 ほか)
第3部 教育の探究(大学教育学に向けて;教育方法学に向けて;教育の理論と実践の統合に向けて)

著者等紹介

菱刈晃夫[ヒシカリテルオ]
1967年福井県(福井市)生まれ。京都大学教育学部卒業。京都大学大学院教育学研究科博士課程修了。京都大学博士(教育学)。国士舘大学教授。専攻:教育学、教育思想史、道徳教育(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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