内容説明
本書は、教育に関する理論の内、教育の根本にかかわる基礎理論について取り上げている。「教育原論」という15回にわたる授業を3名の者がオムニバス形式で担当した、架空の講義の記録という形式をとって、テーマを大きく3つに分けた。
目次
第1部 人間と教育―教育人間学の世界へ(人間学・哲学的人間学・教育人間学;教育人間学の諸理論;教育的動物としての人間;発達と教育;教育現象の人間学的考察)
第2部 歴史と教育―教育史の世界へ(歴史と教育をめぐる現代の論争;近代学校の出現とその方法原理;近代イギリスの国民教育制度―教員養成・学校査察・学校建築・カリキュラム;生活改革と「新学校」の教育思想―「生きることを学ぶ」カリキュラム;「教育の新理想」と公立基礎学校改革―教師の新しい職能の探求)
第3部 道徳と教育―道徳教育の世界へ(変容する近代社会と道徳;道徳の起源と系譜;道徳教育の歴史;道徳教育の方法;道徳のゆくえ・人間のゆくえ)
著者等紹介
宮野安治[ミヤノヤスハル]
1946年大阪府生まれ。京都大学大学院教育学研究科博士課程単位取得退学。京都大学博士(教育学)。現在、大阪教育大学教育学部教授。専攻は教育哲学
山崎洋子[ヤマサキヨウコ]
1948年兵庫県生まれ。大阪市立大学生活科学研究科後期博士課程単位取得退学。大阪市立大学博士(学術)。現在、武庫川女子大学文学部教授。専攻は教育学、教育思想史
菱刈晃夫[ヒシカリテルオ]
1967年福井県生まれ。京都大学大学院教育学研究科博士課程修了。京都大学博士(教育学)。現在、国士舘大学文学部教授。専攻は教育学、教育思想史(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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