内容説明
前著では、労働者の立場向上や厚生、企業の近代化・民主化などのいわゆる孫三郎の経済的側面に焦点を絞って考察したことに対し、本書は、文化の世紀と言われる今世紀を鑑みながら、孫三郎の文化支援や文化事業といった文化的側面や社会的貢献を中心にまとめたものである。
目次
岡山のキリスト者の福祉実践とその思想―大原孫三郎と留岡幸助を中心にして
熊本のキリスト者が岡山のキリスト者に与えた影響
石井十次と日向高鍋
企業家、大原孫三郎・總一郎の芸術支援―大原美術館
大原孫三郎の考察を通じての思索―伝統から近代、そして現代・未来へ
なぜ、大原孫三郎研究なのか―現代的意義
著者等紹介
兼田麗子[カネダレイコ]
1964年静岡県生まれ。2004年早稲田大学大学院社会科学研究科博士後期課程単位取得後退学。博士(学術)(早稲田大学)。早稲田大学日本地域文化研究所客員准教授。専攻は政治・社会・経済・経営思想(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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