内容説明
世界的青年運動であるガールガイド・ガールスカウト運動がイギリスから日本に導入され、女子補導会、女子補導団の名称で活動を展開し、第二次世界大戦中の解散を経て、戦後はアメリカ式にガールスカウトとして再発足する過程を検証。
目次
女子補導会・補導団研究の目的と構成
イギリスにおけるガールガイドの成立と展開
日本における女子教育の成立とキリスト教
女子補導会、女子補導団と四つの女学校
日本におけるガールガイド運動の発足
日本女子補導団への改組
女子補導団活動の展開―本部活動を中心に
女子補導団活動の実際―東京地区の動向を中心に
女子補導団活動の実際―地方における展開
日中戦争・第二次世界大戦下の聖公会教会と女学校
戦前日本の女子教育におけるガールスカウト運動の意味
戦後ガールスカウトの発足と女子補導団
戦後初期の「婦人教育政策」とガールスカウトにみられる性別教育観の検討
女子補導団研究の成果と課題
著者等紹介
矢口徹也[ヤグチテツヤ]
1956年12月30日栃木県生まれ。1991年早稲田大学大学院文学研究科博士課程単位取得退学。早稲田大学教育・総合科学学術院教授、博士(教育学)(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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