目次
規範的刑法学か事実的刑法学か(松澤伸)
ヘーゲルの刑事責任論と主観的意志の自由(松生建)
甲斐博士の責任原理について(小林憲太郎)
アメリカ法における厳格責任の憲法論―実体的デュープロセスに着目して(仲道祐樹)
外国人による犯罪に対する刑法の適用(渡邊卓也)
親に対する子供の保障人的義務―ドイツにおける議論を素材として(岩間康夫)
正当防衛と第三者侵害(杉本一敏)
解離性同一性障害患者たる被告人の刑事責任能力判断に関する議論の現在地(上原大祐)
免責事由の錯誤―期待可能性の錯誤(小名木明宏)
交通事故等での過失の捉え方(松宮孝明)
自動運転車による事故と刑事責任―検討の視点(今井猛嘉)
業務上過失に関する覚書(岡部雅人)
未遂犯における危険概念と保護法益の意義―特に実行の着手と未遂実行行為の区別に関して(北尾仁宏)
正犯・共犯の法文化(田川靖紘)
強制による第三者利用の間接正犯(塩谷毅)
過失の共同正犯における「共同義務」について(伊藤嘉亮)
拘禁刑と責任主義(竹川俊也)
刑事施設等に収容された者に対する保護責任(石井徹哉)
保護を阻害する行為と保護責任者不保護致死罪の共同正犯―福岡地裁令和4年9月21日判決及び福岡高裁令和5年3月9日判決について(平山幹子)〔ほか〕
著者等紹介
只木誠[タダキマコト]
中央大学法学部教授
佐伯仁志[サエキヒトシ]
中央大学大学院法務研究科教授
北川佳世子[キタガワカヨコ]
早稲田大学大学院法務研究科教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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