内容説明
刑事法学における歴史的視点から「近代国家と組織犯罪処罰」との相関関係あるいは「近代国家における組織犯罪処罰」が意味するものを明らかにする。19世紀ドイツと、明治維新から現在までの近代日本における団体・結社などに対する刑事法的規制の構造と、社会・経済そして政治などとの関連を歴史的に考察した。
目次
第1部(19世紀ドイツの各領邦刑法における結託、徒党そして団体・結社に対する規定についての比較考察;バイエルン刑法とヴェルテンベルク刑法における結託、徒党そして団体結社に対する各規定をめぐる議論についての比較考察;19世紀ドイツにおける結託・徒党、団体・結社の処罰と「結社の自由」―刑事法と憲法上の基本権との相互関係についての考察)
第2部(戦前日本における団体・結社に対する刑事立法について;賭博犯処分規則についての一考察―戦前日本における団体・結社に対する刑事立法の一例として;戦後日本における団体・結社に対する刑事立法について)
第3部 結論
著者等紹介
岡本洋一[オカモトヨウイチ]
1972年神奈川県生まれ。2002年関東学院大学大学院法学研究科博士課程修了(博士(法学)取得)。2014年熊本大学大学院法曹養成研究科・准教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
-
- 和書
- 超広帯域オーディオの計測
-
- 和書
- 東南アジアの音楽 …