内容説明
『刑法理論の基礎』第3版(2013年)の続巻。未遂犯、論述に際して、日本刑法学の学説・判例のみならず、ドイツ語圏刑法学の学説・判例も比較的詳しく追跡している。
目次
第1章 未遂犯(未遂犯の意義;未遂犯の処罰根拠;構成要件;違法性;責任)
第2章 不能未遂(不能未遂の可罰性の規準;不能性の概念;不能未遂の原因;判例;幻覚犯)
第3章 中止犯(中止犯の根拠;中止未遂の不適格な未遂犯;未終了未遂(着手未遂)と終了未遂(実行未遂)の区別
中止未遂の成立要件)
著者等紹介
吉田敏雄[ヨシダトシオ]
昭和44年3月北海道大学法学部卒業。昭和62年3月法学博士(北海道大学)。平成15年10月新犯罪学会(ミュンヘン)において「ベッカリーア賞(銀賞)」受賞。平成19年2月「菊田クリミノロジー賞」受賞。現職、北海学園大学法学部・大学院法学研究科教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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