目次
第1編 予備的考察:雇用契約における黙示条項の推定(イギリスにおける雇用契約論の歴史と現代的展開;雇用契約の明示条項とその法的効力;雇用契約における黙示条項の推定)
第2編 明示条項の優位性(明示条項による法的規制の適用除外・放棄;標準書式契約における明示条項への規制;まとめ:明示条項の優位性とその限界)
第3編 「法による黙示条項」と相互信頼条項(雇用契約における「法による黙示条項」の具体像;使用者が負う主な黙示義務;被用者が負う主な黙示義務;相互身体条項への収斂)
第4編 「法による黙示条項」の形成規範:苦境と葛藤(「法による黙示条項」の苦境;「法による黙示条項」の自制;「法による黙示条項」の新たな可能性)
結び:日本法への示唆
著者等紹介
志水深雪[シミズミユキ]
中国西安市生まれ。九州大学大学院法学府博士後期課程修了。九州大学大学院法学研究院助教、久留米大学法学部講師、同准教授を経て、久留米大学法学部教授。博士(法学)(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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