内容説明
戦前から現在に至る日本地方自治の思想と実践に大きな足跡を残した人物の再発掘シリーズ第10巻。日本の地方自治に関するこれまでの文献の論述・分析をより豊かなものにする、注目の書である。
目次
第1章 陸羯南の国民主義・立憲政体論における行政優位論と地方自治論(新聞『日本』とともにあった陸羯南の生涯;羯南の国民主義論と立憲天皇政体論 ほか)
第2章 “平民”宰相・原敬の地方自治観と郡(自治)制廃止(青春の蹉跌からジャーナリスト・官僚・実業家・政党政治家へ;若き時代の原敬の地方分権論と地方自治観 ほか)
第3章 地方自治と神社の統廃合・合祀―水野錬太郎と南方熊楠(水野錬太郎の経歴と南方熊楠の巡歴;統廃合・合祀推進の水野錬太郎の神社観と地方自治論 ほか)
第4章 市民社会論の運動家にして理論家の須田春海(シジフォスのごとき須田春海の歩み;市民運動と政党との関係理論と実践 ほか)
著者等紹介
佐藤俊一[サトウシュンイチ]
1943年山形県出身。中央大学法学部卒業、同大学院法学研究科博士課程満期退学。中央大学非常勤講師、群馬大学助教授、中京大学教授を経て、東洋大学法学部教授、法学部長・副学長を歴任、2014年に淑徳大学を退職。法学博士(1997年、中央大学)(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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