出版社内容情報
戦前?戦後に至る日本地方自治の思想と実践に大きな足跡を残した人物を再発掘する。第9巻では田中正造、岡田良一郎、岡田良平、一木喜徳郎、権藤堂卿、中田鉄治を取り上げる。
佐藤 俊一[サトウ シュンイチ]
著・文・その他
内容説明
戦前から現在に至る日本地方自治の思想と実践に大きな足跡を残した人物の再発掘シリーズ第9巻。日本の地方自治に関するこれまでの文献の論述・分析をより豊かなものにする、注目の書である。
目次
第1章 「制度」から「精神」としての自治を歩んだ明治の異端児・田中正造(明治の異端児・田中正造の遍歴;幕藩期の村落自治から市制・町村制の“受容”へ;市制・町村制の“否定”から本源的自治村の復活へ)
第2章 近代報徳主義・運動における地域振興と地方自治―岡田良一郎・良平と一木喜徳郎(岡田家三代と一木喜徳郎の足跡;岡田良一郎・良平の報徳思想と地域振興論;一木喜徳郎の報徳主義(思想)地方自治論)
第3章 さまざまな権藤成卿像と彼の社稷自治・国家論(権藤成卿の生涯―大陸問題から内政問題へ;さまざまな権藤成卿像の整理;権藤成卿の杜撰自治・国家論と市制・町村制批判)
第4章 中田鉄治夕張市長の観光開発政策と破綻・財政再建団体へ(中田鉄治市長の経歴とプロフィール;観光開発政策による財政破綻の結果と再建計画;中田鉄治市長の「炭鉱から観光へ」政策とその暴走)
著者等紹介
佐藤俊一[サトウシュンイチ]
1943年山形県出身。中央大学法学部卒業、同大学院法学研究科博士課程満期退学、中央大学非常勤講師、群馬大学助教授、中京大学教授を経て、東洋大学法学部教授、法学部長・副学長を歴任、2014年に淑徳大学を退職。法学博士(1997年、中央大学)(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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