目次
第1章 冷戦後における米海軍の戦略―20年にわたる関与の実態
第2章 エアシー・バトル構想の本質と将来―グローバル・ウォーゲームの分析を参考に
第3章 米海軍大学から見たアジア太平洋地域の危機―日米同盟の意義と日本の新たな役割
第4章 中国の海洋戦略と防衛省・自衛隊の役割―非伝統的安全保障分野における挑戦
第5章 多国間協力時代の防衛省・自衛隊―非伝統的安全保障分野を中心に
第6章 南シナ海における日本の新たな関与戦略―ARF災害救援実動演習を通じた信頼醸成アプローチ
第7章 日米同盟の深化と防衛省・自衛隊―協調と拒否による創造的関与戦略
第8章 日米同盟の転換点―統合シーランド・アプローチ構想と日米同盟の深化
第9章 日本の防衛―海洋安全保障からの3つの視点
第10章 日本の防衛力強化と役割の拡大―専守防衛にまず必要なもの
著者等紹介
下平拓哉[シモダイラタクヤ]
1989年防衛大学校(電気工学)卒業。2000年筑波大学大学院地域研究研究科修士課程修了(地域研究学修士)。2007年アジア太平洋安全保障センター(APCSS)エグゼクティブ・コース修了。2009年国士舘大学大学院政治学研究科博士課程修了(政治学博士)。2014年米海軍大学客員教授(統合軍事作戦:JMO)。2016年より防衛省防衛研究所主任研究官(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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ふら〜
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防衛研究所の研究官が著した日本の安全保障についての論文集。中国の海軍力増強・海洋進出を念頭に日本として、日米として如何にアジア太平洋地域に安定をもたらすかを考察。災害派遣など非伝統的分野での多国間連携を進めるなどでのスマートパワー投射(ナイ教授で言うところのソフトパワーのような影響力を及ぼすといったところか)、そしてそれを前提とするための陸海の強調など、自衛隊として何を考えるべきかが述べられているので面白い。防衛計画大綱も読んでみようと思うが、これからはサイバー分野の増強や連携をどうしていくかも課題よね2018/12/16
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