「ポスト真実」にどう向き合うか―「石橋湛山記念早稲田ジャーナリズム大賞」記念講座〈2017〉

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  • サイズ B6判/ページ数 374p/高さ 19cm
  • 商品コード 9784792333690
  • Cコード C1030

内容説明

「忖度」「反知性主義」「フェイクニュース」…言葉の裏側に潜む現実が照射する現代日本の断面図!

目次

日本における「ポスト真実」
第1部 「真実」はどこに在るのか(安倍一強の下、民主主義は根付いているのか;南京事件からみる「戦争と報道」;憲法改正問題を考える;地方から原発の「神話」を崩す)
第2部 忘れてはならない過去、そして現在(世界、東北の“今”を写真で伝える;ハンセン病取材から見えるもの;「子どもの貧困」を取材して;戦後七二年、「戦争報道」を続ける理由;原発事故五年、隣県からの報告)
第3部 拠り所を確かめる(物書きの悦楽;現場で感じた「違和感」から社会の「歪み」に迫る;取材の「断片」から見える世界とは;ジャーナリズムが仕えるべき「三つの神様」;新聞とジャーナリズム―その歴史と将来)

著者等紹介

八巻和彦[ヤマキカズヒコ]
1947年山梨県生まれ。早稲田大学第一文学部、東京教育大学大学院を経て、早稲田大学商学学術院教授。専攻は中世哲学および文明論。京都大学博士(文学)。「石橋湛山記念早稲田ジャーナリズム大賞」選考委員、同賞記念講座コーディネーター(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

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ねこさん

20
僕らは本を読む時に、そこに記述された複数の言葉が織りなす概念の流動、その向こうにある「何か」を思い、直感する。だけど言葉の不完全さへの敬意や方便を可能にする良心はこのたった五年間で破壊され、良心の上に呼吸する読書の安寧と苦悩へ、無自覚に埋没していられなくなってしまった。この本でジャーナリストと呼ばれる人たちが語っている情報は比較的新しい(2017年12月初版)し、矜持を回復しつつあるマスメディアや識者のツイッターを横断する手がかりになると思う。今、そしてこの場所が持つ固有の空気に触れることができる講義録。2018/03/16

YNR

0
post-truthとは、世論形成の上で、客観的事実よりも感情や個人的信念に訴えることのほうが影響力が大きくなっていることである。真実とジャーナリズムとに迫るオムニバス書籍。2019/05/15

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