内容説明
政治は、ひとびとの幸福(happiness)と快適さ(well‐being)の実現を目的とする。そのようなひとびとの期待と願望をこめた政治システムが、福祉国家である。将来的に、福祉国家の持続的可能性をいかにしてさぐっていくのかが、政治学の喫緊の課題となる。旧著『現代国家へのアプローチ』での議論を敷衍して福祉国家の成立と展開を理論的側面から再検討した。
目次
第1章 福祉国家への接近
第2章 福祉国家の原理
第3章 福祉国家の問題点
第4章 福祉国家の機能
第5章 福祉国家とシティズンシップ
第6章 福祉国家と官僚制
第7章 福祉国家と協調主義
第8章 福祉国家の展望
著者等紹介
大塚桂[オオツカカツラ]
1960年神奈川県茅ヶ崎市生まれ。1984年日本大学法学部卒業。現在、駒沢大学法学部教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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