内容説明
主に改革開放および市場経済期(1977年~現在)の法制を対象とし、グローバル化の進行するなかで現代中国法の直面する主要な動向・論点について、序論において全般的な問題状況に言及。第1部において「法と政治」の分野、第2部において「法と経済」の分野、第3部において「法と社会」の分野をそれぞれ取り扱っている。
目次
序論 グローバル化と現代中国法
第1部 グローバル化のなかの法と政治(国際人権条約への中国的対応;香港人権法;中国における人民司法の伝統と改革の相克)
第2部 グローバル化のなかの法と経済(コーポレート・ガバナンスと中国会社法―株主総会の法構造と課題を中心に;グローバル化と中国の消費者契約法;市場経済化と知的財産権法の課題;グローバル化と中国外商投資企業法)
第3部 グローバル化のなかの法と社会(自然環境に関する法;人口流動化の進展と戸籍制度;腐敗問題とその対策)
著者等紹介
西村幸次郎[ニシムラコウジロウ]
1942年5月秋田県に生まれる。1965年3月早稲田大学第一法学部卒業、同大学院法学研究科修士・博士課程、同大学比較法研究所助手・専任講師・助教授・教授。1990年4月大阪大学法学部教授、大阪大学博士(法学)。1999年4月一橋大学大学院法学研究科教授(現在に至る)
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