内容説明
本書は、汚染土壌の浄化等の措置実施・費用負担責任に関するドイツ法を考察するものである。
目次
第1章 連邦土壌保全法制定までの判例の動向(汚染土壌調査・浄化責任;私法上の責任)
第2章 環境責任に関する基金制度(私法上の責任のための基金制度;公法上の責任のための基金制度;学説;小括―汚染土壌防止・浄化法制における基金制度の位置付け)
第3章 土壌保全法における汚染土壌浄化義務者(連邦土壌保全法制定前;環境法典草案;連邦土壌保全法制定過程;連邦土壌保全法)
終章 我が国における汚染土壌浄化責任制度のあり方(原因者負担原則の徹底;汚染原因者以外の者の責任;複数義務者間の義務序列;義務者以外の者に対する措置命令;公約負担の最小化;結びに代えて)
著者等紹介
松村弓彦[マツムラユミヒコ]
1941年3月生れ。1963年3月一橋大学法学部卒業。1963年4月川崎製鉄(株)に入社。株式、総務、環境系法規業務に従事。1993年3月川崎製鉄(株)退社。1993年4月杏林大学保健学部専任講師、1995年4月同大助教授、1998年明治大学法学部助教授を経て、現在、明治大学法学部教授。専攻は環境法、医事法、民事法
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