内容説明
本書は、自然・環境問題に関する学際的で国際的な二つのシンポジウムの記録を編集したもの。１つは、１９９３年１１月２日と３日に、ボン大学で開催された、早稲田大学とボン大学の共同シンポジウム「環境と自然―日独比較」の記録。２つ目は、１９９４年３月２２日と２３日の両日にわたって、ドイツのボン市にある早稲田大学ヨーロッパセンターで、「自然保護と健全な環境に対する基本権」と題して開催されたシンポジウムを再現したもの。
目次
第１部 環境と自然―日独比較（日本における植物栽培と生活風俗；時代の変遷の中の土地利用；日本文学における自然観；ドイツ連邦共和国における環境法の原理と手段；どの自然を保護するのか ほか）
第２部 自然保護と健全な環境に対する基本権（環境問題への自然科学からのアプローチ；自然環境の保護と農林業政策；ドイツにおける環境保護の法的手段；環境問題と私法学；全体討論）
