出版社内容情報
法律の規定に反する合意(契約)はどこまで許されるのか。民法学の古典的テーマである「強行法・任意法」について、現在の判例・学説の状況を横断的に鳥瞰して理論的に検討した、21名の研究者による26項目にわたる論文集。
近江 幸治[オウミ コウジ]
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椿 寿夫[ツバキ トシオ]
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目次
強行法・任意法に関する法学的基礎
民法における強行法・任意法―一つの研究構想の由来と展望
強行法・任意法をめぐる学説―強行法史の観点から
半強行法概念と任意法
強行法違反の法律行為の無効と公序良俗
法令違反の法律行為における強行法違反則と信義則
物権法定主義と強行法
物権法・担保物権法と強行法・任意法
対抗要件規定と強行法・任意法
典型契約・冒頭規定の強行法性〔ほか〕