目次
第1部 復興過程の被災者をめぐる問題:岩手県被災地からの研究報告(災害復興の法と政策―「復興」の過程を大局的に見る;災害関連死問題に対応するための課題;地震免責条項における諸問題の検討―東日本大震災を契機に;防災で問い直される「公」と「個人」―自助・共助・公助で求められる「個人」像の変化;大規模災害下における労働条件の変更法理)
第2部 復興過程の実務的問題:岩手県被災地における法曹・実務の苦悩(復興支援・住宅再建の法的問題;釜石市における法的支援活動及び津波災害に関する裁判例の検討;災害廃棄物の処理責任の所在について―東日本大震災津波の際の岩手県の取組みを通じて;岩手県における原発事故損害賠償の概況;東日本大震災の岩手県沿岸部における法的対応)
第3部 災害復興の制度論:東日本と神戸、そして未来への教訓(「人間の復興」の制度論―2つの大震災から学ぶ災害復興基本法への宿題;阪神・淡路大震災からの復興の教訓;民法学として学ぶべきこと、臨床法学教育、災害ボランティア―弘前大学ワークショップに参加して)
著者等紹介
松岡勝実[マツオカカツミ]
岩手大学人文社会科学部教授、同大学地域防災研究センター・防災まちづくり部門長
金子由芳[カネコユカ]
神戸大学国際協力研究科教授、社会科学系教育研究府・防災リスクマネジメント・ユニット長
飯考行[イイタカユキ]
専修大学法学部准教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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