内容説明
本書は、刑法総論の重要な問題を採り上げ、執筆者間での討議を踏まえ、それに対して掘り下げた検討を行おうとするものである。各執筆者は、選定されたテーマについて論文を分担して執筆し、それを持ち寄って全員で討議し、さらに、それに基づいて論文に修正を加える形をとった。
目次
第1講 相当因果関係
第2講 不真正不作為犯
第3講 管理・監督過失における正犯性、信頼の原則、作意義務
第4講 被害者による危険引受
第5講 未遂犯
第6講 共犯論の課題
著者等紹介
山口厚[ヤマグチアツシ]
1953年生まれ。1976年東京大学法学部卒業。現在、東京大学大学院法学政治学研究科教授
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