内容説明
本書は、当時の著者自身が刑法を学びその刑法思想を形成して行く上で、現にその目標として対決しなければならなかった影響力の大きい刑法学者として、牧野英一、木村亀二、小野清一郎、滝川幸辰、佐伯千仭、団藤重光、平野龍一という七人の諸家を選び、その基本思想を時代の流れに沿って比較検討した。
目次
第1章 牧野博士の刑法思想
第2章 木村博士の刑法思想
第3章 小野博士の刑法思想
第4章 滝川博士の刑法思想
第5章 佐伯博士の刑法思想
第6章 団藤博士の刑法思想
第7章 平野博士の刑法思想
第8章 若干の総括
補論 刑事法・刑事法学の課題―二一世紀を展望して
著者等紹介
中山研一[ナカヤマケンイチ]
1927年滋賀県に生まれる。1968年京都大学法学部教授。1982年大阪市立大学法学部教授。1990年北陸大学法学部教授。1998年退職。京都大学、大阪市立大学名誉教授。法学博士
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