内容説明
本書は全体として四編から構成されている。第一編では「捜査の意義とその理論構造」として総論部分を論じ、第二編以降でそれを踏まえ、任意捜査・強制捜査の各限界事例である「写真撮影」、「電話傍受」、「強制採尿」について個別の問題点を検討している。
目次
第1編 捜査の意義とその理論構造(任意捜査と強制捜査の区別とその限界;プライヴァシーの保障と捜査の必要性)
第2編 捜査機関による写真撮影(犯罪捜査としての写真撮影;写真撮影等に関する諸問題)
第3編 捜査手段としての電話傍受における手続的側面(電話の通話内容の傍受とその令状について;捜索すべき対象の特定性とその範囲;将来の犯罪のための捜索・押収の可否)
第4編 体液の強制採取―その動向と展望(強制採尿と人権;『強制採尿令状』による採尿場所への連行の適否)
著者等紹介
大野正博[オオノマサヒロ]
1970年愛知県に生まれる。1993年愛知学院大学法学部卒業。1995年愛知学院大学大学院法学研究科博士前期課程修了。2000年朝日大学大学院法学研究科博士後期課程修了。現在、宮崎産業経営大学法学部専任講師。博士(法学)
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