内容説明
本書は、著者が、現在に至る約一〇年間に発表した論文の中から、刑事証拠法に関するものを選び、収録したものである。刑事手続においていかにすれば、正しい事実認定に到達することができるか、罪なき者が間違って有罪とされることのないようにするために証拠をめぐる法と理論と実際はどのようにあるべきか、著者の考えが開示されている。
目次
証拠の関連性について―「条件付関連性」概念の提唱
自由心証主義の現代的意義
間接証拠論
証拠調請求権の復権
証拠調請求権と再審
証人喚問請求権の再生
被告人の証拠提出権
事実誤認と控訴審
再審証拠法―再論
伝聞概念について
著者等紹介
光藤景皎[ミツドウカゲアキ]
1931年岡山市に生まれる。1953年京都大学法学部卒業。現在、大阪市立大学名誉教授。摂南大学教授。法学博士
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