量刑法研究<br> 量刑法の生成と展開

量刑法研究
量刑法の生成と展開

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  • サイズ A6判/ページ数 364p/高さ 22cm
  • 商品コード 9784792315351
  • NDC分類 326.4
  • Cコード C3032

内容説明

本書は、量刑手続法序説(量刑法研究第一巻、一九七五年)に次ぐものである。四半世紀もの時日を要した、「難産」の本書である。「刑法学は、量刑問題に関する限り『うまずめ』である」(一九六三年、佐伯千仭博士)「刑法を法律学におけるシンデレラとすれば、量刑法はその『非嫡出子』である」(一九六九年、N・ウォーカー教授)日英の両泰斗の「嘆き」から三十有余年、この間におけるイギリスの量刑法の進展にはめざましいものがある。著者は、一九八六年四月から一九八七年三月まで、ケンブリッジにおいて主として量刑法の研究に従事する機会に恵まれたのであるが、その間、イギリス量刑法の成長ぶりに膚で接し、そこに「成人」あるいは「壮年」の姿をみる思いを深くしたのである。対するに、わが国の状況はどうであろうか。彼我の開きは否むべくもないのではなかろうか。とすれば、われわれがイギリスに学ぶべきものは何かが問題となるであろう。このような問題意識から産み出されたのが本書の各編である。

目次

第1部 量刑格差について(量刑格差に関する研究の概観―イギリスを中心として;量刑における個人差;上訴理由としての量刑格差 ほか)
第2部 量刑法の諸問題(量刑の基礎となるべき犯罪事実;被害者側の挑発と量刑;情状事実とその証明手続 ほか)
第3部 判例研究

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