内容説明
刑事法の世界はおもしろそう。でも、法律学って、暗記ばっかりの勉強みたいで、何だかむずかしいかも…そんなふうに思っている人は、ぜひ、自分で考え、仲間と議論するためのいろいろな「しかけ」にあふれた本書を片手に、刑事法のおもしろさをライブ感覚で味わってほしい。刑事法に興味のあるすべての人に贈るユニークな入門書。
目次
「犯罪」とは何か―「悪いこと」をすれば処罰されてあたりまえ?
刑法の機能と役割―刑法は犯罪者の味方?
罪刑法定主義―法律に書いてあるってどうして大事?
責任主義―責任なければ処罰なし
犯罪の成立と不成立―こんなにあるの!?不処罰の理由
違法評価と自己決定権―私の希望はどこまで通るの?
犯意と錯誤―殺すつもりはなかったのに
犯罪の捜査―おまえやっただろうといわれたら
公訴の提起―検察官のお仕事
刑事裁判―無実の者を救えるか〔ほか〕