内容説明
前半で経済犯罪の類型ごとに法律の仕組みと基本的な概念、現実の事件、立法問題などにつき検討をくわえている。そして、後半の部分では、経済犯罪に関する総論として、個々の類型を越えて共通する問題をとりあげ、解説している。
目次
経済刑法の概念と範囲
経済犯罪に対するサンクションの体系
経済刑法と刑法の諸原則
悪徳商法をめぐる犯罪
商法罰則(特別背任罪を中心に;総会屋に対する利益供与罪)
政財官の癒着をめぐる犯罪
脱税
対外取引および関税をめぐる犯罪
証券取引をめぐる犯罪
独占禁止法違反の犯罪〔ほか〕