目次
序論 本書の問題関心と目的
第1編 目的審査に関する違憲審査基準(目的審査に対する消極的な傾向;日本の学説の整理;アメリカの判例法理における目的審査;「やむにやまれざる利益」と「重要な利益」の実質的区別に向けて;違憲審査基準論における目的審査の意義)
第2編 手段審査に関する違憲審査基準(手段審査への従来の議論の集中傾向;日本及びアメリカの学説の整理―手段審査の基準の構成要素;アメリカの判例法理における手段審査;手段審査における利益衡量のモデル化を目指して;違憲審査基準論における手段審査の意義)
第3編 違憲審査基準論における利益衡量(目的審査における利益衡量と手段審査における利益衡量の区別;裁判所による利益衡量の正統性)
終論 違憲審査基準論の来し方・行く末
補論 合理性の基準と合憲性推定
著者等紹介
伊藤健[イトウタケシ]
1991年奈良県生まれ。2014年京都大学法学部卒業。2019年京都大学大学院法学研究科法政理論専攻博士後期課程修了、博士(法学)。現在、京都大学大学院法学研究科特定助教(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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